トウホーフレンチ（1984年生、母テスコシルバー）

トウホーフレンチ（1984年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のジムフレンチ（当時16歳）と交配したテスコシルバーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の栗駒山特別(400万下)。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

10月4日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

3歳（1987年）

5月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月24日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた5戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコンゴウフラッシュに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったスリーバリイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月12日、連闘で迎えた7戦目は、4歳400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武藤善則騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサユリを豪脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の三国特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のながつき賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4歳（1988年）

6月25日、約8か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の鶴ケ城特別（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（3戦2勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の栗駒山特別（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデュークプリンセスをアタマ差振り切って3勝目を手にした。

8月14日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三国特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（6戦3勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月25日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武藤善則騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

12月24日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武藤善則騎手（9戦3勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

5歳（1989年）

1月5日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武藤善則騎手（10戦3勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武藤善則騎手（11戦3勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。