グリーンセイヴァー（1997年生、母ノーザンプリンセス）

グリーンセイヴァー（1997年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時15歳）と交配したノーザンプリンセスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地34戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,900万円（14.5万×200口）で一口馬主が募集された。

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月4日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

4月1日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニックルフェザーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の幕張特別（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の君津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

4歳（2001年）

3月4日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた11戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーセンビーイングをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

11月18日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

5歳（2002年）

1月12日、中4週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた20戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月14日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

8月3日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入った。

8月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったアイアドベンチャーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

8月31日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6歳（2003年）

1月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したインターアドバンスにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月8日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

3月15日、中4週で迎えた27戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた28戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた29戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた30戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月12日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7歳（2004年）

7月10日、約8か月の休み明けで迎えた34戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。