ユーピロンユー（2005年生、母アンバーユー）

ユーピロンユー（2005年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ビニールトタン名より＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアエミネム（当時7歳）と交配したアンバーユーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三宅牧場。戦績は、中央平地39戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の桑折特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月14日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（2008年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイト寒椿特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

2月2日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月23日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、フォンテーヌにクビ差交わされて2着となった。

5月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月5日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のホッコーマスコットに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月25日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた15戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

4歳（2009年）

4月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンアイブライトに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月15日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦2勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた20戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着に入った。

10月24日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

12月12日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（6戦2勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5歳（2010年）

2月14日、中8週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月20日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた26戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

6月20日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

7月11日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

10月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月30日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（11戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた31戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6歳（2011年）

1月22日、中9週で迎えた32戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた33戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の出水特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

7月10日、約4か月の休み明けで迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（12戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた35戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた36戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（13戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた39戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた40戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（4戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。