カフジペガサス（2012年生、母シータ）

カフジペガサス（2012年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天馬」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時19歳）と交配したシータが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、出口牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤守によって840万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月6日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく13着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月22日、中6週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサージェントバッジ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3歳（2015年）

1月10日、中3週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月26日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳戦のフォーチュネイトほうせんか特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の立石勝利君卒業記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったサンフラワーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた8戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲットミーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のイチョウ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。