アービルキアイオー（1992年生、母セールフレツシユ）

アービルキアイオー（1992年4月5日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時12歳）と交配したセールフレツシユが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、地方12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月8日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマコラテンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1996年）

3月9日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3月24日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

4月20日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びが劣勢になり17着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月14日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

5歳（1997年）

1月27日、中5週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月3日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた11戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、B1（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた12戦目は、B1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた13戦目は、頼本盛行騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた14戦目は、B1（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた15戦目は、馬場万博騎手を鞍上に迎えて、B1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、B1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた17戦目は、A2（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は馬場万博騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた18戦目は、B1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬場万博騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノダイヤモンドから3/4馬身差の2着となった。

11月16日、中3週で迎えた19戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬場万博騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた20戦目は、大観峰特別（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で馬場万博騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で馬場万博騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。