ナイトジュレップ（2015年生、母タニノジュレップ）

ナイトジュレップ（2015年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ゴッホの代表作品である星月夜の一部+母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時12歳）と交配したタニノジュレップが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,080万円（27万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月9日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

3歳（2018年）

2月4日、中7週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

4月15日、中9週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7月29日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月30日、中3週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のココリモアナに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、中9週で迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

4歳（2019年）

1月26日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

4月13日、中6週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた13戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

8月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2020年）

1月6日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったシングルアップから1馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のストレートパンチに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月4日、中8週で迎えた19戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2021年）

1月23日、約8か月半の休養明けで迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月27日、中8週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2022年）

1月2日、約9か月半の休養明けで迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、凧揚げ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

1月20日、中2週で迎えた24戦目は、大寒特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた25戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、フォルトゥーナ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

3月21日、中6週で迎えた26戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、馬い!卵はサンサンエッグ発売記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた27戦目は、ハナミズキスプリント（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2018年7月4日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。