サンキョウアーサー（1985年生、母サンマラール）

Sankyo Arthur

1985.04.25

サンキョウアーサー（1985年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時16歳）と交配したサンマラールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は知多牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

12月5日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（1988年）

7月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンザンラッキーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の国東特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したセンシュオーカンを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の豊中特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ノスタルジアに半馬身交わされて2着となった。

4歳（1989年）

7月15日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上400万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。