ハシルヨダッシュ（2012年生、母シャドウスプリング）

ハシルヨダッシュ（2012年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「走るよダッシュ」。毛色は鹿毛。種牡馬のスタチューオブリバティ（当時12歳）と交配したシャドウスプリングが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方13戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年のシュガーラブ賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

7月18日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

9月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた4戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-7（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた6戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリキサンフロールに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリキサンフロールに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月21日、中9週で迎えた8戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた9戦目は、さくらの日賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた10戦目は、希望郷いわて国体開催記念岩泉町賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

4月17日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート850m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、クンツァイトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のアストライオスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月16日、中1週で迎えた13戦目は、シュガーラブ賞（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のツキノピラミッドを3/4馬身振り切って制した。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で関本淳騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で関本淳騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で関本淳騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったツキノピラミッドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。