キタサンハリケーン（2007年生、母フェンスイ）

キタサンハリケーン（2007年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋暴風」。毛色は栗毛。種牡馬のシングスピール（当時15歳）と交配したフェンスイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、地方5戦4勝。主な勝ち鞍は2011年の手塚茂川崎競馬応援(一般C2九十十一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ダーレー・ジャパンから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大野商事によって2,625万円で落札された。

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2010年）

12月9日、デビュー戦は川島正太郎騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は517kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のアドマイヤブレークに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2011年）

1月21日、中5週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るボーシュヴァルを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

5月6日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、一般C3二三ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた4戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスタテンアイランドに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月16日、中3週で迎えた5戦目は、手塚茂川崎競馬応援（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクトレジャーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。