テンシノアスター（2007年生、母イキナオンナ）

テンシノアスター（2007年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋星（ギリシャ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したイキナオンナが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、中央障害4戦1勝、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、金成吉田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、杉谷桝夫によって840万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

6月27日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

3歳（2010年）

1月23日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテンシノネオをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月14日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた10戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月5日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で中村将之騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月25日、中6週で迎えた17戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。5着を確保した。

4歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は中村将之騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

2月13日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグッドキララに7馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5歳（2012年）

8月5日、約18か月の休み明けで迎えた20戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、山王祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、輪島大祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた22戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、爽秋賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた23戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた24戦目は、サンクスナイト賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。