ガッサンカーネギー（2000年生、母スイートジヤネツト）

ガッサンカーネギー（2000年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（月山）＋父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時9歳）と交配したスイートジヤネツトが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着1回、地方11戦0勝。2007年のきんもくせい賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハクツ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ハクツ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって735万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

12月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

12月21日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3歳（2003年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

1月25日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

3月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシアトリカルアートに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月26日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

10月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に敗れた。

4歳（2004年）

4月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、スプラッシュにアタマ差交わされて2着となった。

9月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5歳（2005年）

3月27日、約6か月半の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

7月31日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゼンスピリッツをハナ差振り切って久方ぶりの一戦を制した。

8月13日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月22日、中9週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンエルキャピタンに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

6歳（2006年）

5月27日、約7か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

7歳（2007年）

1月27日、約8か月の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦2勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

2月24日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

8月14日、約5か月半の休み明けで迎えた31戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月1日、中6週で迎えた32戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた33戦目は、パンジー賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた34戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のきんもくせい賞（盛岡芝2400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

11月25日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞の北上川大賞典（水沢ダート2500m 晴/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた36戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8歳（2008年）

1月6日、連闘で迎えた37戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、奥州市職員奥馬の会会長杯（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた39戦目は、一般A一（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月7日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた40戦目は、あじさい賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた41戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。