ダノンシーマ（2022年生、母インクルードベティ）

Danon Cima

2022.01.30

ダノンシーマ（2022年1月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+頂点(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時10歳）と交配したインクルードベティが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって3億4,100万円で落札された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

7月7日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

12月7日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウヤシマを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2025年）

2月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのフリージア賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったヴァルキリーバースに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月5日、中5週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードガレリアに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月14日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2400m 外回り 雨/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

9月28日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサークルオブジョイを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

11月22日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスの比叡ステークス（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアクアヴァーナルに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。