デオグラチアス（1995年生、母ロードジョコンダ）

デオグラチアス（1995年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のポリッシュネイビー（当時11歳）と交配したロードジョコンダが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長谷川牧場。戦績は、中央平地20戦2勝、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月30日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモアホープを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1998年）

4月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月3日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

11月21日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた10戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のユタカローマンをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

3月27日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の御嶽特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

12月4日、約7か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永昌博騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた19戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2000年）

1月16日、中3週で迎えた20戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、宮沢湖特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、鍛炭幸夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のパール特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた23戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、こと座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハネダフラッシュをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた24戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、一般B3（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は本間光雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた26戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般B3一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた27戦目は、一般B3（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鍛炭幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6歳（2001年）

1月22日、中3週で迎えた28戦目は、橋尚也騎手を鞍上に迎えて、彩湖特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた29戦目は、百穴湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた30戦目は、菜の花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鍛炭幸夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた31戦目は、神流湖特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鍛炭幸夫騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。