ニホンピロシュラブ（2007年生、母ニホンピロステージ）

ニホンピロシュラブ（2007年1月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋バラの品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したニホンピロステージが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

5月8日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーシンオフクロを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月8日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

9月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアデュラリアにアタマ差届かず2着に惜敗した。

9月26日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2011年）

4月30日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトップオブザヘヴンを3/4馬身振り切って久々の実戦を物にした。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

10月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（8戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のイグナイトカフェに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（9戦2勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5歳（2012年）

1月5日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（10戦2勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月31日、中8週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は国分優作騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月19日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月27日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（11戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。