キクカズイショウ（2005年生、母キクカグロリアス）

キクカズイショウ（2005年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋瑞捷」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時13歳）と交配したキクカグロリアスが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方20戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の一般C20。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月23日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3歳（2008年）

3月1日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

10月24日、中6週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月3日、中0週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた13戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィークタテヤマにクビ差届かず2着に惜敗した。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた14戦目は、美奈子さん成人おめでとう!記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウメモリアを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

2月2日、連闘で迎えた16戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C25（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したエプソムポパイにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月25日、連闘で迎えた20戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したスギノシノブエにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月14日、中2週で迎えた21戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた22戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したサンマルホークに半馬身届かず2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C20（名古屋ダート800m 小雨/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマルヨコウヤマキに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。