プリンセスアール（2015年生、母クルンプホルツ）

プリンセスアール（2015年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「王女＋イニシャルのＲより」。毛色は栗毛。種牡馬のディープブリランテ（当時6歳）と交配したクルンプホルツが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。主な勝ち鞍は2017年のフレッシュチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって270万円で落札された。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

4月26日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノットユーアゲインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3歳（2018年）

1月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の寒風賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の雪晴賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

2月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の仁部武士さいたまYEG卒業記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はトーセンキャニオンと並んで2着同着となった。

3月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の山吹特別（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のラヴァリーフリッグ・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月15日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた11戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2019年）

2月9日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたスズカビレッジ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月18日、連闘で迎えた17戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月16日、中0週で迎えた19戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラフカディオを豪脚でハナ差だけ差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月26日、中9週で迎えた20戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた21戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のココホレワンワンをクビ差振り切って3勝目をマークした。

10月15日、中3週で迎えた24戦目は、天秤座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤利征騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤利征騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた26戦目は、いろは橋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤利征騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。