タイトロープ（2008年生、母ゴールドルージュ）

タイトロープ（2008年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「綱渡りをする」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時17歳）と交配したゴールドルージュが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下農場。戦績は、中央平地16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

ターファイトクラブにて総額700万円（3.5万×200口）で一口馬主が募集された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月8日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では速い脚を使えず18着に終わった。

11月28日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3月26日、中7週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったアウグーリオにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコスタパルメーラに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、トリノに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月10日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のファイアーブレスをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のニューレジェンドを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2012年）

6月2日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（8戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた16戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。