エーコーサンダー（1990年生、母タニノカステラーニ）

Eiko Thunder

1990.05.30

エーコーサンダー（1990年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアーテイアス（当時16歳）と交配したタニノカステラーニが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は関口 正毅。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

3月27日、デビュー戦は栩原一男騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栩原一男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で栩原一男騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた4戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた5戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田国夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田国夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシリウスタイガー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田国夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパープルシクレノンに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（1994年）

7月24日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田国夫騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で内田国夫騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

9月10日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた13戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二見ケ浦特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。