バイオレットスズカ（2000年生、母マーズヴァイオレット）

バイオレットスズカ（2000年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名より＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のSeptieme Ciel（当時13歳）と交配したマーズヴァイオレットが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月6日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたキャッチザゴールド決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のフィバリッシュをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4歳（2004年）

1月12日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた20戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

4月17日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5月22日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（9戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた23戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを5馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

12月11日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は減速してしまい18着に終わった。

5歳（2005年）

1月15日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた27戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。