ヒシオフェンス（2005年生、母オージーカンパニー）

ヒシオフェンス（2005年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋攻撃」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時6歳）と交配したオージーカンパニーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の春望ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、阿部雅一郎によって2,100万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月19日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパンプキンアリスを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月3日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジョウショーアローを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったノーリプライにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のドリームクラウンをクビ差振り切って1番人気に応えた。

4歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下の初日の出ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のケイアイスイジンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月28日、中3週で迎えた10戦目は、千葉ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、コーラルステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。