サンカンマリオン（1992年生、母イーストシンザン）

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月17日、デビュー戦は植野貴也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は516kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月12日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったタカヒロオーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイドエンジェルに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1995年）

6月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4歳（1996年）

5月3日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。