ロックステップ（2012年生、母アドマイヤトパーズ）

ロックステップ（2012年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ロック（音楽用語）＋ステップ。カッコよいステップを踏んでほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したアドマイヤトパーズが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C33 C41。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

6月20日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーヴィータに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイートデュプレに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月16日、中2週で迎えた6戦目は、びらとり黒豚賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のクリールジェニーに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウカゲロウを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップアイリストに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

4歳（2016年）

3月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた11戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユキノサンブライトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。