エスジーセブンティ（2006年生、母エスジーボナンザ）

エスジーセブンティ（2006年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋７０」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したエスジーボナンザが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月15日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

3月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスピカ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクナイスガイに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中5週で迎えた6戦目は、アルビレオ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウエスタンリジを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2010年）

7月7日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、揖保川特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダノンプリマドンナをクビ差振り切って3勝目をマークした。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5歳（2011年）

2月6日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦2勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。