クールウォーター（2016年生、母クロウキャニオン）

クールウォーター（2016年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの種類。ピンク紫の大輪」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したクロウキャニオンが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月20日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオメガダヴィンチに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月24日、中8週で迎えた2戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月7日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4歳（2020年）

9月26日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

11月21日、中7週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレットミーアウトに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5歳（2021年）

4月25日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月3日、中9週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクリノプレミアムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2022年）

10月2日、約15か月の休み明けで迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月20日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。