テツマジョオー（1992年生、母テンダーブライト）

テツマジョオー（1992年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインドストース（当時9歳）と交配したテンダーブライトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）一珍棒牧場。戦績は、中央平地19戦3勝。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

7月2日、デビュー戦は宮徹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮徹騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のタイクレスピンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮徹騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮徹騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4歳（1996年）

2月4日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

3月10日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた10戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマチカネコンチキチに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月29日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のシーフリージアに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月28日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（6戦2勝）。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

9月15日、中6週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月28日、中1週で迎えた19戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。