エキゾチックマター（2011年生、母エキゾチックエレガンス）

エキゾチックマター（2011年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「逸脱した性質を持つもの。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時8歳）と交配したエキゾチックエレガンスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月12日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったビバハイタッチにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

9月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の有りの実特別（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、白菊賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4歳（2015年）

1月15日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったヘルヴェティアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月10日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、古川誠祝還暦記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3月12日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のリュウノタケシツウに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月17日、中4週で迎えた15戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月9日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた19戦目は、話題沸騰!東西売店モツ串食べに来てね賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月10日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のピッカピカヒメに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。