ウインプライマリー（2015年生、母ダイイチアピール）

ウインプライマリー（2015年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋最初の、第一の」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時9歳）と交配したダイイチアピールが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,300万円（3.25万×400口）で一口馬主が募集された。

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月2日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

3歳（2018年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

7月8日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラユニヴァースを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月16日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

4歳（2019年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

2月16日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた11戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

7月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの富良野特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（8戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月15日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（11戦1勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（12戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5歳（2020年）

5月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた19戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、早乙女特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、白南風特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。