ポッドデューク（2022年生、母コッパ）
Pod Duke
2022.03.04
ポッドデューク（2022年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時11歳）と交配したコッパが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2025年の木菟賞。
経歴
デビュー前
当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、小川眞査雄によって6,050万円で落札された。
辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2024年）
6月22日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。
10月12日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。
12月1日、中6週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。
12月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。
3歳（2025年）
2月16日、中7週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。
3月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。
3月22日、中2週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。
5月4日、中5週で迎えた8戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。
6月22日、中6週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。
7月26日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。
2025年7月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
10月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の木菟賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブランディストックに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
11月17日、中3週で迎えた12戦目は、雷鼓賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレストヴィーナスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。