ベルモントホウオウ（2010年生、母ベルモントフェリス）

ベルモントホウオウ（2010年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋鳳凰、フェニックス」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したベルモントフェリスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月7日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

11月10日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3歳（2013年）

2月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月24日、中3週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり17着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた10戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、フレックスハートに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダームブランシュをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

3月1日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

11月4日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、秋嶺特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月4日、中3週で迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた17戦目は、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、初夢特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月11日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた22戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

5月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、クリムソンクローバー賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月19日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦の織姫賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月20日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた27戦目は、浴衣賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月9日、中4週で迎えた28戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。