エスニックソング（2017年生、母アースソング）

エスニックソング（2017年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「民族歌。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したアースソングが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

5歳のとき、ダーレー・ジャパンから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、オーシャンレーシングによって165万円で落札された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月31日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のペルシャンジュエルに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月9日、中6週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3歳（2020年）

3月31日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

5月30日、中8週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月5日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4歳（2021年）

2月13日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

2021年5月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。