ヒノデツートン（1998年生、母ポンドリリー）

ヒノデツートン（1998年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のホリスキー（当時19歳）と交配したポンドリリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は片倉拓司。戦績は、中央平地36戦5勝2着3回、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の金北山特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片倉拓司から「北海道8月市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月2日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2001年）

1月27日、中4週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月14日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウエスタンブライトをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で二本柳壮騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4歳（2002年）

6月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーセイキッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

8月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバトルウインロードに1馬身3/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月20日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた18戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイサオヒートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2003年）

4月19日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた20戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の金北山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマルブツブライアンをハナ差振り切って4勝目を奪取した。

6月22日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

1月31日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月29日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったストロングレオンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパラダイスシチーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（9戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマモトレジャーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月9日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた31戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（10戦3勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた34戦目は、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（11戦3勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

12月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2004フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（12戦3勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7歳（2005年）

1月8日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（13戦3勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた37戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタイタニアムに約11馬身の大差をつけてファンの支持に応えた。

9月3日、中2週で迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（2006年）

4月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた41戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスハットから3馬身差の2着となった。

5月20日、中2週で迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。