イチバンタイソウシ（2001年生、母フラッシュオーギ）

イチバンタイソウシ（2001年3月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「一番隊総司　新撰組一番隊隊長、沖田総司より」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時9歳）と交配したフラッシュオーギが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、中央障害15戦0勝、地方22戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のひでのり記念(一般B1-2)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月2日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバルトフォンテンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3歳（2004年）

1月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月11日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオータムフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着を確保した。

10月30日、中2週で迎えた8戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

4歳（2005年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月6日、中4週で迎えた11戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7月24日、中8週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田勇亮騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田勇亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で江田勇亮騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた18戦目は、フェイスフルシューズ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた19戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2006年）

1月14日、中4週で迎えた21戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊池憲太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6月3日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月18日、中5週で迎えた25戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、えぞぎく特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた26戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた27戦目は、おみなえし特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインルーチェを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた28戦目は、ひでのり記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のチャンスザチャンスをクビ差振り切って2勝目をマークした。

9月10日、中1週で迎えた29戦目は、雁金草特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オトメザプリンセスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、ヒスイ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた31戦目は、もみじ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた32戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

6歳（2007年）

4月1日、約5か月の休養明けで迎えた33戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた34戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた35戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた36戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた37戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた38戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はエクストラナンバーと並んで2着同着となった。

7月9日、中1週で迎えた39戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた40戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた41戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた42戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた43戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた44戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、キャツアイ特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。