エイシンルーデンス（1996年生、母エイシングレシャス）

エイシンルーデンス（1996年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したエイシングレシャスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地31戦5勝2着3回、地方1戦0勝。1999年のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別(牝G2)で2着に入った他、2001年の中山牝馬ステークス(牝ハンデG3)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

9月13日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスイホーリンドに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンマリーンに7馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月6日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったタヤスブルームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1999年）

1月23日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のヒシピナクルに3馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

3月6日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴッドインチーフに1馬身3/4の差をつけて初の重賞タイトルをつかんだ。

4月11日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（7戦4勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（8戦4勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で野元昭嘉騎手（9戦4勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

9月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で野元昭嘉騎手（10戦4勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月24日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で野元昭嘉騎手（11戦4勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた13戦目は、G2のCBC賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で野元昭嘉騎手（12戦4勝）。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で野元昭嘉騎手（13戦4勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ハイフレンドコードに交わされて1馬身半差の2着となった。

4歳（2000年）

1月30日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り小雨/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は15戦連続で野元昭嘉騎手（14戦4勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、スティンガーにハナ差交わされて2着となった。

3月11日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で野元昭嘉騎手（15戦4勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた17戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は17戦連続で野元昭嘉騎手（16戦4勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた18戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた19戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（17戦4勝）。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

12月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（18戦4勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（19戦4勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（20戦4勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（21戦4勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3月10日、中3週で迎えた24戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のグリーンプラネットを半馬身振り切って2つ目の重賞タイトルを手に入れた。

4月14日、中4週で迎えた25戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（22戦4勝）。17頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた26戦目は、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（23戦4勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月30日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（24戦4勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた28戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（25戦4勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月2日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（26戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（27戦4勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

6歳（2002年）

1月5日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（28戦4勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（29戦4勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。