フィールザプリティ（2012年生、母フィールザビュウ）

フィールザプリティ（2012年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋かわいらしい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時11歳）と交配したフィールザビュウが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）平岡牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2017年のチバテレ杯(1000万下)。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月22日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジゴウカイに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2015年）

1月31日、中9週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月18日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2016年）

1月10日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたラインフェルス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたダイチトゥルース決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月21日、中3週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクイーンズターフをアタマ差振り切って久々に美酒を浴びた。

10月8日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したシークザフューチャにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月5日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンヘレナを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

11月27日、中2週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2017年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったゴールデンバローズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメリーウィドウにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月25日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

5月6日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したシルバーポジーにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月27日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村宏司騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月22日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で北村宏司騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のチバテレ杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北村宏司騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマイネルビクトリーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2018年）

1月20日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で北村宏司騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（10戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月5日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

7月14日、中9週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（12戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（13戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月1日、中8週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（14戦1勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7歳（2019年）

1月5日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（15戦1勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。