ダノンシュネラ（2018年生、母ラッドルチェンド）

ダノンシュネラ（2018年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+どんどん速く(音楽用語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時6歳）と交配したラッドルチェンドが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって1億7,820万円で落札された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月11日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフォティノースに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中9週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月29日、中9週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスの白菊賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

3歳（2021年）

2月28日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

8月22日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のメイショウハナモモをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

10月30日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4歳（2022年）

1月29日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4月3日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田望来騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田望来騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの白河特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月1日、中9週で迎えた16戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

11月12日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

2022年12月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。