ゼファーバローズ（2020年生、母サンドラバローズ）

ゼファーバローズ（2020年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優しい風+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したサンドラバローズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C17。

経歴

デビュー前

上原佑紀厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

4月23日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

7月16日、中8週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4歳（2024年）

4月9日、約9か月の休養明けで迎えた4戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ロッカフラダンサーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサラダダイエットをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、大桑川特別（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、エクラディーバにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

12月4日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったファートムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2025年）

1月17日、中3週で迎えた12戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったウォーターアレに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリトミコをアタマ差だけ差し切って優勝

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、三河湖特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般B9（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた17戦目は、一般B4（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた18戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、キショウブ特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったイグニススピリタスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた20戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月19日、中1週で迎えた21戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、ライラック特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた22戦目は、グランシャリオドリーム27（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた23戦目は、グランシャリオドリーム33（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

デビュー前

桧森邦夫厩舎（北海道）へ入厩。

8月14日、中3週で迎えた24戦目は、教養センター騎手候補生募集特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したフリーパスポートに半馬身届かず2着となった。

8月28日、中1週で迎えた25戦目は、アルーダ日高西部賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた26戦目は、新冠町軽種馬生産振興会2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディマリアを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

10月1日、中2週で迎えた27戦目は、ハマギク特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、ツワブキ特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。