アドマイヤフッキー（2003年生、母トキオリアリティー）

アドマイヤフッキー（2003年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛称」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時11歳）と交配したトキオリアリティーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の稲妻特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって1,785万円で落札された。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月4日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセイリングシップに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月19日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

4歳（2007年）

4月28日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカサデアンジェラをクビ差だけ差し切って久方ぶりの実戦を物にした。

6月16日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

7月28日、中5週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

8月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレイザーバックをクビ差制して3勝目を挙げた。

9月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5歳（2008年）

5月3日、約7か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月27日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったゼットカークから1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月24日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。