ハイエステート（1989年生、母スイセキ）

ハイエステート（1989年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のマタボーイ（当時11歳）と交配したスイセキが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地守明。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。1991年の福島アラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

7月7日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったイナズマショウリにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

8月11日、中4週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月12日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のショウブシスターをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3歳（1992年）

1月12日、中4週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた9戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

3月7日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。