サムライジョーイ（2002年生、母オサイチジョウ）

サムライジョーイ（2002年2月26日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「侍＋攘夷」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時21歳）と交配したオサイチジョウが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）セントラル・スタッド。戦績は、中央平地27戦1勝、中央障害2戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、セントラル・スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルアルドーレをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で土谷智紀騎手（6戦1勝）。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で土谷智紀騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3歳（2005年）

1月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で土谷智紀騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で土谷智紀騎手（9戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で土谷智紀騎手（10戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月6日、約9か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で土谷智紀騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で土谷智紀騎手（12戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で土谷智紀騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4歳（2006年）

1月14日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で土谷智紀騎手（14戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で土谷智紀騎手（15戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた17戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（16戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高野和馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（17戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（18戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（19戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（20戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5歳（2007年）

1月13日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

6月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた27戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

9月8日、中6週で迎えた28戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のグローリージョンに5馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

11月3日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。0着に敗れた。