オンワードイリノイ（1985年生、母ハセヒダカ）

オンワードイリノイ（1985年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴアリイフオージユ（当時10歳）と交配したハセヒダカが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1987年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月8日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエムエフノーザンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月20日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦1勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3歳（1988年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

2月20日、中5週で迎えた4戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

12月4日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

4歳（1989年）

1月13日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月23日、中9週で迎えた13戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカールラツキーをアタマ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。