クイックシューター（2003年生、母ブロードアピール）

クイックシューター（2003年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「早打ちの名手」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時17歳）と交配したブロードアピールが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の千種特別(500万下)。

経歴

デビュー前

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2006年）

8月11日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、3歳戦の中山由菜3歳誕生日おめでとう（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は439kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るステラハンターを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた2戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイグザーションをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

4歳（2007年）

3月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

7月16日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

10月7日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

11月24日、中6週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の千種特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエテルノをクビ差振り切って優勝

12月8日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5歳（2008年）

2月3日、中7週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月26日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったドリームサンデーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

6歳（2009年）

4月12日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

5月10日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

8月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。