ノーザンファニー（1983年生、母ファニースピード）

ノーザンファニー（1983年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のノーザンネイテイヴ（当時17歳）と交配したファニースピードが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地44戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

田之上勲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

2月23日、デビュー戦は4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。鞍上は土肥幸広騎手。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3月9日、4歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月30日、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

4月20日、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月3日、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッツダンスモアに1馬身1/4の差をつけて勝利を手にした。

5月18日、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

6月15日、4歳400万下のえのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイブキローマンに1馬身の差をつけて勝利を収めた。

7月20日、ハンデ戦で4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は東田幸男騎手。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

8月2日、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月30日、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4歳（1987年）

2月7日、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

2月21日、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月22日、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月5日、ハンデ戦で5歳以上900万下のひよどり越特別（阪神芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。

4月26日、5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は吉永良人騎手。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月31日、ハンデ戦で5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は塩村克己騎手。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

6月28日、5歳以上900万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月12日、ハンデ戦で5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月9日、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は桜井誠二騎手。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月4日、4歳以上400万下の二本松特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井誠二騎手。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

10月24日、4歳以上400万下（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井誠二騎手。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

11月15日、4歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井誠二騎手。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月6日、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月20日、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したファイトラッキーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1988年）

1月10日、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

1月30日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月6日、5歳以上400万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月21日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

3月20日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハクサンラッキーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月26日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月23日、5歳以上400万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古小路重男騎手。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5月7日、5歳以上400万下の三条特別（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月14日、5歳以上400万下の新発田特別（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月3日、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月1日、4歳以上400万下の二本松特別（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は桜井誠二騎手。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月15日、4歳以上400万下の高湯特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井誠二騎手。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月30日、4歳以上400万下の野地特別（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井誠二騎手。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月12日、4歳以上400万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井誠二騎手。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

11月19日、4歳以上400万下の浄土平特別（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桜井誠二騎手。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したドロレスバンブーにクビ差届かず2着となった。

12月4日、4歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で桜井誠二騎手。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るカリブルーラを次元の違う末脚で半馬身差し切ってトップでゴールインした。

12月17日、4歳以上400万下の恵那特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桜井誠二騎手。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6歳（1989年）

1月16日、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で桜井誠二騎手。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

2月12日、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で桜井誠二騎手。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったドロレスバンブーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月25日、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で桜井誠二騎手。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。