ネージュダムール（2017年生、母パルフェダムール）

ネージュダムール（2017年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「雪(仏)+母名の一部。本馬の毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時20歳）と交配したパルフェダムールが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は橋本牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C8。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額600万円（3万×200口）で一口馬主が募集された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月23日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、中7週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

12月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のウェーブビクトリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、合掌造り特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた9戦目は、くりーく賞（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（2021年）

3月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウオウスティングに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた12戦目は、漢・亨～最後の花道～記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

9月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンゼンビクトリーに約11馬身の大差をつけて制した。

2021年9月2日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

10月23日、中6週で迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり17着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた15戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

2020年8月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。