テンビーライアン（1999年生、母マルトヨイメージ）

テンビーライアン（1999年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時9歳）と交配したマルトヨイメージが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）渕瀬ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦3勝2着1回。2002年のサラ・クイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高岡秀行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

8月16日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシルフィードに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（2002年）

2月10日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず最後はオーミヤハナコと並んで10着同着となった。

5月16日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた6戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般B12（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニシヤマタイクーンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月17日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた7戦目は、花しょうぶ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマエストロセゴビアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4歳（2003年）

2月16日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、梅花特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月3日、中6週で迎えた11戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月23日、中2週で迎えた12戦目は、菜の花特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた13戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般B15 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾島徹騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、一般B13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったバクシンワンダーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。