ブルークレール（2017年生、母トーセンインディ）

ブルークレール（2017年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「明るい青（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時8歳）と交配したトーセンインディが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C3四五。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月11日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2020年）

1月25日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

2月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2020年2月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月13日、中6週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた6戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のパトロンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた9戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（水沢ダート1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のノーブルブレイドに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳B1二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で関本玲花騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B1一（盛岡ダート1600m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で関本玲花騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のいわて北緯40度岩手町賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で関本玲花騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で関本玲花騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本玲花騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキンバリープロセスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で関本玲花騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、キリン本麒麟賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で関本玲花騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた17戦目は、いろはす賞（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で関本玲花騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で関本玲花騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2021年）

4月5日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた20戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のアキコノユメヲをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

6月25日、中6週で迎えた21戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハクシンエイブルに半馬身届かず2着となった。

7月21日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマオノジェットを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

8月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で仲野光馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたセイショウパイロ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月2日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で仲野光馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったハクサンストロングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で仲野光馬騎手（4戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

2021年10月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。