クラウンシンホニー（2011年生、母フリーパス）

クラウンシンホニー（2011年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋交響曲。勝利の交響曲を奏でる」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時14歳）と交配したフリーパスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方23戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンユウファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、クラウンによって252万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月1日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月6日、中4週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したフレンチフェローにハナ差届かず2着となった。

11月30日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月26日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4月8日、中6週で迎えた8戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月31日、中7週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

6月15日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったダイワコンシードに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月18日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、JBCイヤー山茶花レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月17日、中3週で迎えた16戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、清水の湧口レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、葉山めがね橋レース（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったワットロンクンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた18戦目は、ケヤキイルミネーションレース（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた19戦目は、50周年フェアウェルレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2015年）

7月3日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、山開き特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた21戦目は、月見草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた22戦目は、朝顔特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の両神山特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた24戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた25戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、秋陽特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた26戦目は、間瀬湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2016年）

3月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月28日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた28戦目は、花まつり特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月3日、中9週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた31戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、武甲山特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた32戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、みうら夜市特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた33戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、日高報知新聞特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、いつもあったかホクレン灯油特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた35戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2017年）

5月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。