ヴァイサーリッター（2011年生、母ブランシュネージュ）

ヴァイサーリッター（2011年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白騎士（独）。父名と母名から連想」。毛色は芦毛。種牡馬のデュランダル（当時12歳）と交配したブランシュネージュが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦4勝2着2回、地方16戦0勝2着1回。2017年のハーベストカップ(一般 M3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,600万円（8万×200口）で一口馬主が募集された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月23日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のアルマエルナトを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（2014年）

3月8日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマカゼコイカゼをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

8月24日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたコナブリュワーズ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月15日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

4歳（2015年）

2月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（6戦2勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、伸びてきたストロングロビン決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（7戦2勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

6月27日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で黛弘人騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で黛弘人騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイワプロパーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月8日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で黛弘人騎手（10戦3勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウアズミノをクビ差だけ差し切って4勝目を収める

5歳（2016年）

2月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

5月7日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（11戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月2日、中7週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（12戦4勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（13戦4勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（14戦4勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

12月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（15戦4勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月18日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（16戦4勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

6歳（2017年）

2月5日、中6週で迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた24戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5月6日、中9週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（17戦4勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（18戦4勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（19戦4勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた28戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月8日、中5週で迎えた29戦目は、M3のハーベストカップ（盛岡芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、M2のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた31戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 雪/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7歳（2018年）

4月1日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ナデシコ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた34戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、シオカゼザクラ賞（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた35戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた36戦目は、ホットレッド賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた37戦目は、ユッカラン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた38戦目は、オシロイバナ賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた39戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、アオギリ賞（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

7月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、山梨高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた41戦目は、金の弩標特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた42戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（7戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタニマサベーカに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（8戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。