ケークブレッド（2007年生、母クロニカ）

ケークブレッド（2007年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ワイン生産者名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時20歳）と交配したクロニカが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方14戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の一般C4五。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

7月4日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は530kg。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた4戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

12月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C4七（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4七（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トップウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月22日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般C15（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップバランスから2馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C14（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったクロールアップから2馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた9戦目は、福山・高知連携龍馬シリーズ一戦（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月5日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、一般C4五（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、シゲフジケーティンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4五（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ネイビーウッドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月12日、中7週で迎えた14戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4五（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のミヤコノミヤコを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5歳（2012年）

4月8日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた18戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。