ツーピース（2005年生、母フジリュー）

ツーピース（2005年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ツーピース」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時14歳）と交配したフジリューが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地11戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の六社特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月14日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月10日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

10月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサチノラパシオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

4歳（2009年）

4月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカワキタフウジンをハナ差振り切って2勝目を手中に収めた。

5月16日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦2勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナミダガキラリをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

7月4日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下のライラック賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のルスツ特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。