アイティルビー（2011年生、母トウキュウアジュデ）

アイティルビー（2011年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時19歳）と交配したトウキュウアジュデが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方29戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の一般C3十二十三十四。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月30日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月6日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

2月22日、中6週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月4日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月22日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月28日、中7週で迎えた9戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のカンツバキ賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4歳（2015年）

1月14日、中3週で迎えた13戦目は、寿美家ハンバーグカレー賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5月5日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、2015 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた15戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた16戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた17戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月17日、中0週で迎えた18戦目は、一般C3十二十三十四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のフリートオリオンをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月25日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた21戦目は、ロイヤル三元記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田大騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田大騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5歳（2016年）

1月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、一般C3十二十三十四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月10日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、一般C3九十（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3十二十三（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3八九十（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は岡田大騎手（9戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3十一十二十三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（10戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3十一十二十三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月10日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3八九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（12戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（13戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3八九（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（14戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。